世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ





「冬樹、お前が少しでも抵抗すれば花莉を撃つ」




俊の声が聞こえてきて
チャキっ、と私の頭に突きつけられたもの。




…きっと、拳銃だ。




冬樹くんはピタリと動きを止めて。
悔しそうにその場に座り込んだ。




それから私と冬樹くんはスーツを着た男たちに担がれて、部屋を出るとワゴン車に乗せられた。