『あと私がしたことといえばー、妃芽乃さんの写真を学校にばらまいたり、雷龍を狙うようにいろんな暴走族に協力してもらったり、妃芽乃さんのお母さんを階段から突き落としたりかな』
…言葉が出なかった。
…全部、関根さんだったなんて……。
『そしてこれがもうひとつの復讐。
妃芽乃さんはそこで見ててね。大好きな夜瀬くんが他の女を抱いてるところ』
関根さんはそれから隣にいる詩優の首に手を巻き付けて……。
詩優に顔を近づける。
…いやだ。
…やめてよ……
その人は私の……
そう思っても関根さんは止まらず。
─────見せつけるように詩優と唇を重ねた。



