朝、日が昇った頃、私はぼろぼろになった身体を起こして自分の部屋へ向かう。
そこで待っていたのは、さらなる地獄。




「……!?」




部屋のドアを開けると俊は私の部屋にいて、ものを漁っているところ。




「俺今月まじで金欠だからさ、花莉の下着でも男に売って金にしようと思って」




そう言った俊の手には私の下着とお財布。
床に散らばっているのは……破かれた、写真。




それは部屋に飾っていた写真で、お母さんと私が写っているもの。




「な、なんでこんなこと…!!!」




私は破かれた写真を集めて、俊を見た。
すると、思いっきり殴られて……。











俊にまで暴力を振るわれ続けることになる。




以前から俊は受験のストレスで、イライラすることはあったけど……それが爆発したんだと思う。




私に“仕事”をさせて、それができなかったら殴られる毎日。





もう、嫌になった。
生きてる意味がわからなくなった。

…死にたくなった。