「あ、ありがとう…!!やってみる!!」 私は慌てて竜二にお礼を言って、シャーペンを握って問題に取りかかる。 …家宝だわ。 このシャーペンも、このノートも。 竜二が使ってくれて、竜二が書いてくれた文字だから。 一生大切にしよう。 数学のこの時間、私の作戦は無事にバレずに成功。次の作戦も何か考えなくては…!!