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カラオケ店に着いて受付が終わると、
「何かあったらすぐ連絡して」
小さな声で詩優に言われた。
私はこくんと頷いて、「ありがとう」と彼に伝える。
すると詩優は私の頭をぽんぽんと撫でてくれて。最後に「またあとで」と言って後ろを向いて行ってしまった。
「はい、妃芽乃さんのぶんのコップ」
手渡されたのはプラスティックのコップ。
ドリンクは飲み放題らしいから、自分でやるのだろう。
「ありがとう」
「ドリンクバー取ってから部屋行こっか!!」
「うん!!」
私たちの部屋は204号室で、部屋の出入口から歩いて数歩のところにドリンクバーの機械が置いてあった。
ドリンクバーを取りに行った時に迷子になる心配はなさそうだ。
それに、トイレも近くにある。
ドリンクバーの機械で、関根さんはウーロン茶、私はアイスティーを注いで。
ガムシロップを2つもらってから部屋へと入る。



