世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ










「妃芽乃さん!!」




帰りのホームルームが終わると、私に声をかけてきたのは関根さん。




ドキっ!と大きく心臓が跳ねた。




「せ、関根さん…」


「妃芽乃さん予定いつ空いてる?」




そう聞かれて、私は遊ぶ日を決めるんだとすぐに理解した。
隣にいる詩優をちらりと見ると、「俺はいつでも送り迎えできるから」と言ってくれる。




だったら私は、特になんの用事もないから




「いつでも大丈夫だよ」




と答える。
すると、関根さんは



「急なんだけど今日とかどう!?」




と笑顔で言ってきた。
まさかの、今日。何か用事があるわけでもないから大丈夫だけれど…。

返事をしようと思ったら、関根さんは何かを思い出したようで。




「あ!そうだ!妃芽乃さん学生証持ってる?」




学生証?
それなら、私はいつもお財布の中に入れている…と思う。自分の鞄を開けて、財布の中を確認するとやっぱりちゃんと入っていた。




「あ、あるよ」


「じゃあ今日遊ばない!?」




関根さんはすごくわくわくしているみたいで、私と遊ぶのを楽しみにしてくれているんだとわかった。