ハラハラしていたら、空木さんは顔を上げて驚いた表情。
「ひ、妃芽乃先輩レベルの人が…なんで友だちが少ないんですか!?
絶対たくさんいますよね!?」
…どうやら、信じていないみたいだ。
っていうか、“妃芽乃先輩レベル”とはなんだろうか。
「嘘はよくないですよ!!!妃芽乃先輩は学校の人気者ってことくらい友だち0人のこの私でも知ってるくらいですから!!」
空木さんはそう言って自分の胸を叩く。
…いったい誰のことを言っているのだろうか。
“学校の人気者”って。それは絶対私じゃない。間違った情報だ。
「人気者なわけないじゃん!!私は雷龍のみんな以外とはほとんど話す機会なんてないもん!!
それは間違った情報だよ!!」
正しいことを教えてあげるが、空木さんはやっぱり信じていないみたいで。
「ほら!!いるじゃないですか、友だちが!!雷龍のみなさんが友だちなんですよね!?100人はいそうですよ!!」
…雷龍のみんなは“友だち”とはまた少し違う気がする。
“友だち”より、“仲間”というほうが合っている。



