あとは声に出すことがなんだか恥ずかしくなって、心の中でいっぱい話した。 詩優と私が一緒に暮らしていること、詩優には仲間がたくさんいること。 それから、私が今まで詩優に守られてきた分、今度は私が詩優を守るという誓い。 全て心の中で言ったあとに目を開くと、 「また、花莉と一緒に来るから」 詩優はそう言ってくれて。 私はまっすぐに前を見て 「また来ます」 そう言ってからぺこりと頭を下げた。