詩優に手を引かれるまま足を動かしていくと、




バンッ!!!!!!




と大きな音を立てて開く倉庫の扉。




ま、まさか敵の増援!?

なんて思ったが、倉庫の中に入ってきた人たちを見てひと安心。




倉庫へと来たのは雷龍のみんなだ。
次々に倉庫へと入って、敵を倒していく。




詩優と私も倉庫の扉へと到着すると




「花莉預かっといて」




私は2番隊の和樹さんに預けられて。
詩優はすぐに走って敵の方へと行ってしまった。




気をつけて…
心の中でそう呟いて、私は彼の後ろ姿を見送る。









でも、心配はいらなかったみたいだ。
それから決着がつくまでかかったのは数分。






雷龍は勝利し、空木さんたちも無事。