「…っ!!!!!!!!!」



鋭い痛みが走る。



離したくなんてないのに、その痛みの衝撃のせいで手から離れていくスタンガン。




…やばい!!!!
もう、今持っている武器は何もない。全て取られてしまった…。




身をよじって、足をばたつかせて逃げようとしるが、男の拳は振り上げられて…。




「大人しくしてろ!!!!!!」







殴られる…!!!!!!






そう思い強く目を閉じた。


















……が、数秒立っても痛みはなく。
耳に届いたのは





「汚ぇ手で花莉に触んな」





大好きな彼の声。