世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ





だけど、私の願いも虚しく。



空木が靴をやっと脱いで、私がその腕を引っ張った時に───────────。














「花莉!!!!!」






後ろから聞こえてきた声。
私の名前を呼ぶその声は、










今1番会いたくなかった人。








…なんで?
なんでここにいるの?




今日はもう学校に来ないかと思ったのに……






────…詩優。