「それから3番隊、お前らは全員2番隊に移動な。新しい3番隊は奏太、壮、誠、新メンバーの晃、昴の5人に任せる」
詩優はそう言った後にくるりと中学生組の方に目を向けて。
「3番隊は隊長とかいねぇから、5人で仲良くやれよ?」
“5人で”
を強調して言った詩優。
「「「はいっ!!!」」」
揃った返事をしたのは3人。
誠くん、アキくん、昴くんだ。
壮くんは「へーい」と返事をして、奏太くんは無言で詩優を見ている。
「お前らも強くなってきてるから、頼りにしてる」
詩優はそう言って中学生組の頭を順番にわしゃわしゃと撫でた。
彼はくるりとまた前を向いて、にっと笑う。
「じゃあ、新体制になってもよろしくな」
「「「「「「「「「よろしくお願いします!!!」」」」」」」」」
みんなの声はいつもより大きくて、やる気に満ち溢れていた。



