世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ





「明日葉もただの幹部だろ~」



バシッと明日葉の背中を叩く倫也。



「あたしはプレミアムなのー!!!」




明日葉はバシッ!!!!と倫也の背中を強く叩き返す。
…倍返しだ。




「いったん2人はほっといて。

お前らも強くなってきてるし、新しいメンバーも入ってきたってことで…
俺らで話し合った結果、各隊の隊長と副隊長、メンバーを少し入れ替えることにした」




詩優が声を出すとみんなの視線が詩優へと戻って、みんなが真剣に話を聞く。




「新しい1番隊隊長は、哲哉。1番隊副隊長は貴詞。お前らに任せる」




その言葉に銀髪の哲哉さんと緑髪の貴詞さんは驚いているようで。瞬きを数回してからすぐに「「はいっ!!!」」と大きな返事をした。




「2番隊隊長は和樹、副隊長は秀一。お前らに頼む」




詩優がそう言うと、大きな声で返事をするリーゼントが特徴の和樹さん。
目をこすって、和樹さんに続いて必死に返事をするオレンジ髪の赤名くん。