私は手を振って真理亜を見送って、あっという間に倉庫内には雷龍のメンバーのみになった。
雷龍のメンバーは集まって、綺麗に3列に並ぶ。
みんなが詩優を真っ直ぐ見ると、彼は大きく息を吸って。
「雷龍はこれから新体制になる」
一言そう言った。
…新体制?
いったいなんだろうか。
ドキドキしながら私も詩優の次の言葉を待つと、詩優より先に口を開いたのは倫也だった。
「1番隊隊長兼幹部だった優秀な俺は、ただの幹部になりま~す」
ピースサインをして笑顔の倫也。
みんなの視線は一気に倫也に向けられた。
「あたしもあたしも!!!1番隊の副隊長は卒業して“超プレミアム幹部”になるから!!!みんな改めてよろしくー!!!!」
続いて明日葉もそう言って、メンバーは慌てて頭を下げて。
「「「「「「「「「「「よろしくお願いします!!」」」」」」」」」」」
大きな声が倉庫に響いた。



