露になるキャミソール。
まだブラは見えていないけど、いつキャミソールを捲られてしまうか……
「待っ…」
必死に声を出そうとしたが、それを制すかのように詩優は私の胸元に顔を埋めて。
ちゅぅっと強く吸い付いてくる。
「ひゃぁっ!?」
またびっくりして声が漏れてしまう。
どんどん熱が体を支配して、心臓がドキドキと暴れる。
私に考える少しの余裕さえ一瞬で全部奪った彼。
詩優は強く吸い付いて、今日何度目かわからないピリッとした痛みが走る。
それから、詩優の手が再びワンピースの前ボタンへと触れて。
全部外されて、そのまま脱がされるのかと思ったら……
まさかの。
ボタンを1番上まで止めてくれた。
…へ?
な、なんで…ボタン……?
あまりにも予想外な行動にただぽかんとしていたら、詩優はぎゅっと強く私を抱きしめて。
「ほんとは誰にも触られないように、花莉を小屋に閉じ込めておきてぇけど……それはできねぇから。
……もう二度とあんな目に遭わせねぇように、俺がそばで花莉を守る」
耳元でそう言った彼。



