世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ





「ひゃっ!?」




びっくりして声が漏れる。


詩優は強く吸い付いて……
やがて、ピリッとした痛みが走った。




たぶん、というか絶対今、キスマークをつけられたんだろう……。
しかも、太ももに。




キスされたところからどんどん体が熱くなっていく。





もう一度軽くキスを太ももに落とされてからスカートの裾をなおしてくれて、詩優は立ち上がる。




…もう、終わった……?
そう思ったら、

ふわりとベッドが沈んだ。




詩優が私に覆いかぶさってきていて、すぐ近くに彼の整った顔。




真っ直ぐな瞳から目が離せないでいいたら、彼の顔が近づいてきて。




き、キス…!!!

キスされる予感がして、目をぎゅっと強く瞑った。




だけど……唇にキスは落とされることはなく。

柔らかい感触は私の首筋に触れていた。





軽くキスをして、指で触れて。
それからもう一度同じところにキスしたと思ったら、強く吸いついてくる。




「っ!!!!!」




ピリッとした痛みが走って、今度はまさかの反対側。