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「んっ…」
マンションの部屋へと帰って、みんなでご飯を食べて。
奏太くん、壮くん、誠くんの3人が帰ったあとに詩優にいきなりキスされた私。
びっくりして、手から滑り落ちたバスタオル。
今日のことを忘れるために早くお風呂に入って、早く寝ようと思っていたのに。
な、な、なんで、キス…!?
一旦唇が離れたと思ったら、
「…ちゃんと消毒するから、こっちおいで」
そう言って私の腕を引いて。
リビングを出て、寝室へ……。
電気をつけるのかと思ったら、スイッチを押さず。月明かりだけが照らす部屋の中、詩優と見つめ合う。
って、なんで寝室!?
手を引かれるままついてきちゃったけどさ!?消毒って!?
「詩、優…っ!あの…」
目の前の彼に必死に声をかけるが、トンっと肩を押されて。
バランスを崩した私は、ふかふかのベッドへと体が倒れた。
「っ…!!」
それから詩優の手が私の足首に触れて。
顔を近づけて、柔らかい感触が触れた。



