世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ










「んっ…」




マンションの部屋へと帰って、みんなでご飯を食べて。
奏太くん、壮くん、誠くんの3人が帰ったあとに詩優にいきなりキスされた私。




びっくりして、手から滑り落ちたバスタオル。
今日のことを忘れるために早くお風呂に入って、早く寝ようと思っていたのに。




な、な、なんで、キス…!?




一旦唇が離れたと思ったら、




「…ちゃんと消毒するから、こっちおいで」




そう言って私の腕を引いて。




リビングを出て、寝室へ……。




電気をつけるのかと思ったら、スイッチを押さず。月明かりだけが照らす部屋の中、詩優と見つめ合う。





って、なんで寝室!?
手を引かれるままついてきちゃったけどさ!?消毒って!?





「詩、優…っ!あの…」




目の前の彼に必死に声をかけるが、トンっと肩を押されて。

バランスを崩した私は、ふかふかのベッドへと体が倒れた。




「っ…!!」




それから詩優の手が私の足首に触れて。

顔を近づけて、柔らかい感触が触れた。