───────────── 声が聞こえた気がして、目を開けた。 常夜灯の薄暗い光だけが部屋を照らしている。 ゆっくり体を起こして、きょろきょろと辺りを見渡す。 声は聞こえたのに…… 誰もいない。 ……夢だったの? 京子と倫也に会ったことも、詩優と電話で話したことも… そんなの嫌だよ… ベッドからおりて、フラフラする足を必死で動かした。 ドアノブに手をかけて、部屋の外へ……