世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ





そして、



「B70。やっぱ貧乳かー」



そう言った男。



何かと思ったら、明日葉の拳を止めた手とは反対の手で……








明日葉の胸を触っていた。




「明日葉…っ!!!!!」




私は走って、明日葉と男の間に割って入って、男の手を振り払う。




「最低…」




ギロリと目の前の男を睨むが、やっぱり男の表情は変わらない。





ど、どうしよう……
誰か助けを呼ばなきゃ………




その前に……、










逃げないと!!!!!!






石になったかのように動かない明日葉の手を引っ張って、私は走り出した。