そして、 「B70。やっぱ貧乳かー」 そう言った男。 何かと思ったら、明日葉の拳を止めた手とは反対の手で…… 明日葉の胸を触っていた。 「明日葉…っ!!!!!」 私は走って、明日葉と男の間に割って入って、男の手を振り払う。 「最低…」 ギロリと目の前の男を睨むが、やっぱり男の表情は変わらない。 ど、どうしよう…… 誰か助けを呼ばなきゃ……… その前に……、 逃げないと!!!!!! 石になったかのように動かない明日葉の手を引っ張って、私は走り出した。