「ほんとにごめんねーー!!!今うちに誰もいないから車も出せなくて、歩きになっちゃうんだけど大丈夫!?」 疲れたらあたしが花莉をおんぶするから! と付け足して、言う明日葉。 「全然大丈夫だよ!」 送ってもらえること自体ありがたいことだし、歩きくらいダイエットだと思えば頑張れる。 「ありがとーー!!!じゃあ暗くならないうちに早く行こう!!」 明日葉は抱きしめていた腕を解いて、私の手をとるとすぐに門扉を開けて外へと出た。