世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




「ほんとにごめんねーー!!!今うちに誰もいないから車も出せなくて、歩きになっちゃうんだけど大丈夫!?」



疲れたらあたしが花莉をおんぶするから!
と付け足して、言う明日葉。



「全然大丈夫だよ!」



送ってもらえること自体ありがたいことだし、歩きくらいダイエットだと思えば頑張れる。



「ありがとーー!!!じゃあ暗くならないうちに早く行こう!!」



明日葉は抱きしめていた腕を解いて、私の手をとるとすぐに門扉を開けて外へと出た。