「えっ!姫大丈夫?」
「だ、だ、だ、大丈夫ですか!?」
心配してくれる壮くんと誠くん。
嘘をついて、心配までしてくれて……なんだか申し訳なくなってくる。
けど、ダイエットなんて言ったら笑われそう…
「便秘じゃねぇの」
ぼそっと呟いたのは奏太くん。
…ダイエットって言っても言わなくても、からかわれることには変わりなかった。奏太くんだもんね。
「違うもんっ!!」
そう返して私は立ち上がり、冷蔵庫の中から麦茶を取り出して。
コップに注いで喉へと流し込んだ。
そのあとは席へと戻り、また3人が食べている様子を見て、お腹がならないように我慢していた私。



