服の上から自分のお腹に触れてみると、確かにムニっとお肉がつまめる。
二の腕に触れてみても、太ももに触れてみても、確かに以前よりもついているお肉の量が多い。





なんで今まで気づかなかったんだろうか。
こんなにいたるところが巨大化しているのに……。




ムニムニムニムニ
触ったら減る訳でもないのに自分のお腹を触る。



こんなにたっぷりついた贅肉……
思い当たる節がありすぎる。






まず、詩優と暮らし始めて食生活が大きく変わったから。


昔のあの家に住んでいた時は少ししか食べていなかった。それに、食べない日も少なくない。

そんな日々から変わって、詩優と暮らし始めてからは美味しいものをたくさん食べてきている。それも、毎日。




あとは……
雷龍の倉庫に行けば必ずと言っていいほどみんなでおやつを食べていた。
詩優たちが忙しい時は、哲哉さん、貴詞さんたちがおやつパーティに誘ってくれる。




詩優やみんなと食べるご飯やおやつは本当に美味しいし、誘ってくれることはすごくすごく嬉しいんだけど……




運動をしなかったことにより全部私のお肉になってしまった。