少し借りるね
心の中で詩優に言ってから体重計を床へと置いてスイッチを入れる。



体重…増えてるのは確実なんだけど、何キロ増えたかな。
少し、乗るのが怖いような…






ドキドキしながらゆっくりと足を前に出して、体重計の上へと乗る。

そして、少ししてすぐに表示された数字。






一瞬、目を疑った。

私の目がおかしくなったのかと思い、目を擦る。そして、もう一度表示された文字を見る。

だけど、その数字は変わらない。






そっと体重計の上からおりて、深呼吸を数回。

それからまた再び体重計の上へ。



だけどやっぱり表示される数字は同じで、何回みても変わらない。














これは……














確実に、太った。