世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




詩優のほっぺた触りすぎちゃったから…
起きちゃった!?



い、いつから起きてたんだろう…
私が…き、キスした時はもう起きてたのかな…




角度を変えてもう一度唇を重ねてから、すぐに離してもらえて。



「おはよ」



詩優はそう言って、私の頭を優しく撫でた。




その手が温かくて、熱くて。
笑顔が優しくて、太陽みたいで…すごく眩しい。



心臓がバクバクしすぎてなかなか声を出せないでいたら、今度はわしゃわしゃと私の頭を撫でて。






「もう起きるかー」

と言いながらベッドをおりていく。




「ココア一緒に飲も」



詩優は最後にそう言ってから寝室をあとにした。