詩優のほっぺた触りすぎちゃったから…
起きちゃった!?
い、いつから起きてたんだろう…
私が…き、キスした時はもう起きてたのかな…
角度を変えてもう一度唇を重ねてから、すぐに離してもらえて。
「おはよ」
詩優はそう言って、私の頭を優しく撫でた。
その手が温かくて、熱くて。
笑顔が優しくて、太陽みたいで…すごく眩しい。
心臓がバクバクしすぎてなかなか声を出せないでいたら、今度はわしゃわしゃと私の頭を撫でて。
「もう起きるかー」
と言いながらベッドをおりていく。
「ココア一緒に飲も」
詩優は最後にそう言ってから寝室をあとにした。



