次の日、登校した時だ。

 下足箱の蓋を開けた時、ピンクの花柄の封筒が入っていたのが目に止まった。

 可哀想な天崎くんへ

 …宛名の面にはこう書かれてある。
 差し出し人は分からない。

 授業中に俺は機会を捉えて、ソッと中身をチェックしてみる。
 同じ柄の横書き便箋が入っていて、キレイな字で何か書かれてある。

 いきなり、こんな手紙を出してゴメンなさい。

 天崎くんが黒沢さんに無視されて寂しがってるって言う話しを私も友だちを通じて知りました。

 あんなに仲が良かったのにどうしたんだろうと私も驚いています。

 私は学校で天崎くんを見て心を痛めております。

 そんな可哀想な天崎くんを私が癒してあげたい。

 以前から私、天崎くんを密かに恋い慕っていたから今がチャンスだよねー。

 マジで私は天崎くんが好きですから。

 巨乳の私と付き合って。

 タップリと癒してあげるよー。