…………パチッパチッ
暖炉の燃える音がする。
そういえば何があったんだっけ…………
(お母さん!! お母さんが大変だ!!)
とっさに僕は飛び起きようとして体に力を入れる
「お母さっ!?」
「今は動かないでいなさい。まだ外は大雨よ!
それに君、熱がある。今外に出て雨に打たれるようなら、今度こそ君は衰弱死してしまうわ!!」
隣から急に説教が聞こえてびっくりした。
声の聞こえた方を見てみると村の本に乗っていた魔女が僕の目の前にいた。
黒い髪 赤い眼それに気付いた途端僕は目の前の人が怖くなった。
それに気付いたのか魔女は
「怖がらないで、危害を与えるつもりは無いわ。まあそんなこと言ったて信じてくれないかしら」
と寂しげに苦笑した。