その顔、もっと見せて?

会うのは今週末になったと廉ちゃんから聞いた。




いろいろ準備と対策をしていかないと·····。




なんて考え込んでいると。




「ねぇ、福智」

「ん?」

「さっきの·····その·····」

「え?さっき?」

「カッコよかった·····よ?」

「·····へ?」

「だから、心配ないと思うの。父にもその気持ち、伝わると思う」




大丈夫、って緊張を解してくれる廉ちゃんに救われた。




悩んでたの、バレバレだったね。




あーあ。




俺ってとことん情けないよな〜。




「しっかりするよ、もっと」

「うん。ありがとう」

「ちょっ、廉ちゃん、みんな見てる!」

「見せつけたいの。いいでしょ?」

「う、嬉しいけど·····」




普段の廉ちゃんなら、こんな公共の場で抱きしめたら怒るのに!!




久々、素直な廉ちゃんだ·····。




ドキドキに支配されそう·····。




「も、もう離れよう!?」

「うん、ごめんね勝手に。嫌だったよね」

「違う!!」

「へっ?」

「お、俺の理性が飛ぶ前に!·····と、思いまして·····」




恥ず·····。