その顔、もっと見せて?

スっと握りしめていた手を離そうとしても、そうはいかないから!




逃がさん!




瀬王さんがカフェから出た後、廉ちゃんにはみっちりと問い詰めた。




「前にも言ったけど、これは私の問題だったから。私が解決しないとって思って·····」

「そんな危ないところに女の子1人で行っちゃダメ!」

「·····ごめん」

「廉ちゃんは自分のこともっと大切にして!」

「·····うん」




わかったから、怒んないでって·····可愛く言ってもダメなものはダメだからね!?




これは許しちゃいけない案件だ。




俺もちゃんと、廉ちゃんのこと守らないと。




「瀬王さんの分まで·····」

「え、なに?」

「なんでもない」

「ふーん」




これでやっと緊張から開放された·····。




乾いていた喉を潤すように、一気にジュースを飲んだ。




この調子で、廉ちゃんのお父さんにも認めてもらわないといけない。