その顔、もっと見せて?

しばらくして、俺もウトウトし始め、気づけばベッドにもたれ眠ってしまった。




次に意識が戻った時、誰かが俺の髪を触っているような気がして·····。




その誰かは、紛れもない廉ちゃんだった。




その手をパシッと掴んで起き上がれば、まーるい目をした廉ちゃんがこちらを見ていて。




アリンコ級の抵抗をしてきた。




「·····離して」

「廉ちゃんって、口では強気なこと言うのに、体は正直だよね」

「なっ!」

「ほんとに嫌なら、もっと嫌がらなきゃ」

「·····できないの知ってて言うなんて、ずるい」

「可愛い廉ちゃんが悪い」




大人しく掴んでいた手を離し、あれ以来廉ちゃんのまともに見てなかった顔をジッと見る。




さっきよりは顔色がよくなった廉ちゃん。




俺の好きな人·····。




「体調は?」

「寝たらスッキリしたから。もう、大丈夫」

「そ?ならよかった」

「ここまで運んだのって·····」

「俺だよ」

「·····だよね」




わかりやすい反応を見せる廉ちゃんが、可愛くて愛おしい·····。