その顔、もっと見せて?

保健室に着いてベッドに寝かし、しばらくカーテンの外で待っていると、先生は大丈夫と俺に伝えてくれた。




「寝不足のようね」

「寝不足·····?」

「目も赤いし、泣いたのかしらね」

「他は大丈夫そう?」

「大丈夫よ。少し休めば元気になるわ」

「よかった·····」

「しばらくついてる?先生この後会議があるし、行かなきゃいけないんだけど·····」

「あ、います」




先生はそう言ったけど、やっぱり心配だし離れるなんてできない。




よろしくと告げた先生が保健室から出ていき、俺はベッドの横の椅子に座って、廉ちゃんの髪を撫でた。




昨日、なんかあったのかな·····。




寝不足なんて、今までの廉ちゃんにはなかった。




穏やかに眠っている廉ちゃんのメガネを外せば、赤く色づいている目元があらわになって。




そこにキスを落とした。




すると、むにゃむにゃ言い始めた廉ちゃんにビックリして、体は自然と椅子にかけ直す。




起こしちゃった·····?




恐る恐る廉ちゃんの顔を見ると、まだ眠っているようでホッとした。