さすがカップルの王道を極めてる観覧車。




待つ人みーんなイチャイチャしてる。




俺たちは、いつそういう関係になれる?なんてこと聞いても、きっと廉ちゃんは適当に言ってるんだとでも思うんだろう。




今日のデート、俺はめちゃくちゃ楽しいって思ってる。




なんだかんだ廉ちゃんも楽しそうで、手も繋げて超幸せ。




だから、もっとってだんだん欲張りになってしまう。




廉ちゃんの気持ちが聞きたい。




俺はそんなに長くは待てないよ。




「お待たせしました。どうぞ〜」




やっと回ってきた俺らの番。




先に乗り込み、手を差し伸べると、案外素直にその手を取って、廉ちゃんも乗り込んだ。




「は〜やっと休憩〜」

「休んでばっかりじゃない。おじいちゃんみたいね」

「廉ちゃんが元気すぎなの」

「まだまだ乗れるわ」

「楽しそうでなによりだよ」




小さな子どもみたいにはしゃぐ廉ちゃんもものすごく可愛い。




好きだな〜って実感中。