興奮はもう最高潮!!




ドキドキとワクワクでいっぱいになってると、ふと静かな隣が気になって。




手に重ねられたものは、間違いなく福智の手。




「大丈夫·····?」

「まだ落ちないよね!?」

「んー、まだかな?」

「絶対この手離さないでね!?」

「はいはい」

「絶対だよ!?」




なんか·····福智がかわいい?




普通、立場は逆な気もするけど·····。




いつもは余裕たっぷりな福智なのに、今の福智はまるで小さな子どものよう。




なんて思ってたら、もうテッペンに着いたみたいで!!




さすがに私も初めてだから怖くなって目をつむってしまったけれど。




1回落ちたあとはその快感が癖になって、気づけばキャーキャー叫んでた。




めちゃくちゃ楽しい!!




乗ってる時間は一瞬ですぐに1周が終了。




降りたあとは、福智はフラフラで。




「廉ちゃん、途中で手放したな」




うえってなりながら、なんか怒ってた。