福智もいまだに何言ってんのと呆れていると、りっちゃんはなかなか来ない幼なじみに電話をかけてくるとこの場を離れた。
·····てことは。
今、私と福智の2人きり。
なのに、声をかけてきたのは別の人だった。
「ねぇ、キミ1人?めっちゃ可愛いじゃん」
2人組の知らない男。
ニヤニヤして気持ち悪い·····。
ナンパされてることくらい私にもわかったから、適当にこの場を去ろうと考えてたその時。
パシッと腕を握られて、ますます気持ち悪くなった。
「離して」
「お、強気な感じですか!」
「聞こえなかったの?離して」
振り払っても、手が離れるどころか掴まれた手の力さえも変わらない·····。
そんな時、私の脳裏に過ぎったのは。
「俺の彼女になんか用?」
福智の顔だった。
助けてって、気づけば強く思ってた。
福智のこと、考えてた。
·····てことは。
今、私と福智の2人きり。
なのに、声をかけてきたのは別の人だった。
「ねぇ、キミ1人?めっちゃ可愛いじゃん」
2人組の知らない男。
ニヤニヤして気持ち悪い·····。
ナンパされてることくらい私にもわかったから、適当にこの場を去ろうと考えてたその時。
パシッと腕を握られて、ますます気持ち悪くなった。
「離して」
「お、強気な感じですか!」
「聞こえなかったの?離して」
振り払っても、手が離れるどころか掴まれた手の力さえも変わらない·····。
そんな時、私の脳裏に過ぎったのは。
「俺の彼女になんか用?」
福智の顔だった。
助けてって、気づけば強く思ってた。
福智のこと、考えてた。

