その顔、もっと見せて?

2人きりじゃなくなったけど·····。




廉ちゃんと外で会えるならもうなんでもいい。




矢野さん、グッジョブ!!




「招待券2組だから、あたしの幼なじみでも連れてきていい?」

「OKー!」

「じゃあ決まり」

「廉ちゃん楽しみだね!」

「まぁ·····りっちゃんが行くなら楽しみかな·····」




俺はものすごく楽しみだ!!




廉ちゃんの連絡先も無事にゲットしてウキウキ!




集合場所は遊園地でって決めた後、浮かれる俺を矢野さんは呼び出した。




「廉のこと好きすぎ」

「わかる〜?」

「わかるもなにも、廉のこともうちょっと考えてあげなよ」

「どういう意味?」

「あたしもまだ廉のこと何も知らないけど、廉のパパ理事長さんなんだから。家厳しいとかきっとあるじゃん」

「そうかもしれないけど、廉ちゃんともっと会いたい·····」

「女々しいやつ·····」




俺って女々しいのか·····。