その顔、もっと見せて?

それに学校の外でも廉ちゃんに会いたい。




私服姿も見てみたいし·····。




むふっ。




「連絡先交換しよ。家どこ?迎えに行く〜」

「なに勝手に決めてるの?私の都合は?」

「廉ちゃんの用事は勉強することでしょ?テストも終わったばっかりなんだし、息抜きしないと」

「そんなことしてる場合じゃないのよ」

「ん〜1日じゃなくてもいいから」

「無理」




ほんとに廉ちゃんてば頑固者·····!




俺にもチャンスくれたってよくない?




廉ちゃんとデートしたい、デートしたい!




あと一押し、なにか理由付けて誘うとしたその時。




ライバルだと思ってた矢野さんが、救世主として現れた·····。




「じゃあ、あたしも参加で」

「え、りっちゃん?」

「ちょうど、遊園地招待券持ってるんだよね」

「りっちゃんも、行くんですか?」

「いいよね?福智」




いい!