その顔、もっと見せて?

突然出現したライバルは、想像を遥かに超えて廉ちゃんとのイチャイチャを見せつけてくる·····。




目の前では昼ご飯一緒に食べよ〜とか約束してるし·····。




え、俺と廉ちゃんの2人きりの時間は?




こ、これはなんとかしないと·····!




「廉ちゃん!」

「ちょっと!あんまりおっきい声で言わないでよ!」

「なんで?」

「福智女子ーズの反感買うでしょ」

「なにそれ〜」

「だから!あんまり人目の多いところで話しかけないでって言ってるの!」




そんなの嫌だね。




俺は廉ちゃんが好きなんだから、廉ちゃんと話せないのなんて無理。




これからも遠慮なくいかせてもらうつもり。




「矢野さんばっかじゃなくて、俺の相手もして欲しいんだけど」

「·····はい?」

「てことで、週末遊びに行こ」

「·····なんで?」

「もっと廉ちゃんのこと知りたいし、もっと一緒にいたいんだよね〜」

「·····なにそれ。べ、勉強するから無理」




廉ちゃんは勉強のしすぎです。