誰の許可あって触んの変態!って感じだったから、この際もう自分からやってる。




「あ〜もう。俺が髪の毛解きたかったのに〜」

「触んないでよ」

「椎名さんの可愛い反応見たかった〜」

「はぁ?私がいつそんな反応したのよ」

「えっとー、2週間くらい前の3時間目の休み時間かな〜」

「細かっ」

「あ、ツッコミうまくなってる、椎名さん」




いけない。




また福智のペースにのまれてしまった。




やっぱり苦手だこの男。




いまだに私につっかかってくる意味もわからないし、何がよくてここにいるのかもさっぱり。




しいていえば、たぶんこのオフモードの私の顔が自分好みであること。




ここで最初に会った時に、確か髪の毛下ろしてる姿が俺好みって言ってた·····。




「な〜に〜?俺のことじーっと見ちゃって」

「別に」

「え〜何〜?気になる〜」

「その脳天気な口調どうにかならないの?」

「ならないよ〜」

「あ、そう·····」




じゃあ、そのままでいいです ····。