その顔、もっと見せて?

結局、線香花火対決、俺が勝ったら廉ちゃんをいただくっことに決定したわけだけど。(勝手に決めた)




廉ちゃんが勝ったら、駅前のパンケーキを奢るってことになった。




矢野さんにオススメされて気になってたんだって。




それぞれご褒美を決めて、いざ点火。




静かな空気が流れ、両者ともけっこう持ったと思う。




「·····あ」

「やったあ!私の勝ちね!」

「俺のとこにだけ風吹いたんだよ·····」

「そんな自然現象ないから」

「あーあ。廉ちゃんを脱がせるせっかくのチャンスだったのに〜」

「セクハラ発言やめてよね」




廉ちゃんは知らないと思うけど、俺ってけっこうガマンしてるんですよ。




なーんて、俺の気も知らないで勝ったことにはしゃぎまくっている彼女に、心の中でつぶやいた。




勝者のご所望通り、今度パンケーキ屋さんに行く約束をして、これにて線香花火対決は終了。




その後はみんなで残りの花火をやり放題。




途中、琉衣の姿が見えなくなって、同時にもももいないことに気がついた。




あの2人、いつの間に·····。




姿を現したのは、手持ち花火が残り5本ほどになった頃。