その顔、もっと見せて?

あの思春期男子がそう簡単に素直になるはずないし。




かと言って、ももにその気はサラサラなさそうだし·····。




「2人はこれまでケンカばっかりなの?いい感じになった時って·····」

「うーん·····。基本どっちも突っかかっていくタイプだからね·····」

「そうなのね」

「あ、でもこの前の花火大会の時、少しいい感じになってたような」

「そうなの!?」

「琉衣が普通にもものこと誘ってたな〜」




まぁ結局ほんとにその時だけで、花火大会の会場で見かけた時には、またケンカしてたっけ·····。




これはもう琉衣の行動次第になってくるな。




廉ちゃんと話を重ねて、夜の花火でいいムードに持っていく作戦を立てた。




2人がいいムードになるところを想像できないし、不安しかないけど·····。




とりあえずみんなのところへ戻ることにした。




「廉ちゃん、マシュマロしよっか」

「え、まだ焼きそばしてないじゃない」

「甘いもの食べたーい」

「焼きそばが先」

「ちぇー」

「作ってね、焼きそば」




その笑顔はずるいよね·····。