その顔、もっと見せて?

少し、探りを入れてみた。




「琉衣は昔からもものこと、チビとかブスとか言ってくる生意気なガキ」

「本気で思ってないと思うけど·····」

「比べて眞皇くんは、イケメンで優しくて紳士。ももの小さい頃からの王子様なの」

「王子·····」

「ちょっと、今バカにしたでしょ!」

「してないよ!?」




まぁ少し、眞皇のこと美化して見てるのかな、なんて思わなくもなかったけど·····。




なんにしても、これは琉衣くんが素直にならないと発展しない気がしてきた。




福智家のお庭をお借りして始まったバーベキュー。




私の隣はもちろん眞皇なんだけど、拗ねてツーンとしたももちゃんが反対側にいて。




琉衣くんはというと、私の隣にいる。




「お肉、どうぞ?」

「·····どうも」

「ももちゃんと仲直り、したら?」

「知らね」

「ももちゃん、来週帰るって聞いたけど·····」

「なに、お節介でもやきにきたのか」




そうじゃないんだけどな·····。