指切りした後、ももちゃんの元へ走る眞皇の背中を見送った。




アコニコちゃんと一緒にアスレチックで時間をつぶして待っていること1時間。




眞皇から電話がかかってきて、今いる場所を伝えると、それからしばらくして眞皇だけ戻ってきた。




「ごめんね、双子見てもらって」

「ううん、全然。·····話せた?」

「うん、泣かせたけどね。もももそろそろ俺離れしないといけないし、しょうがないよ」

「そっか·····」

「ももが、少し廉ちゃんと話したいみたい」




えっ·····。




それはなんというか、とても不安なのですが·····。




近くのアイスワゴンで待っていると眞皇に言われ向かう。




ワゴンの横で待っていたももちゃんに声をかけると、目が赤くなっているのにきづいた。




「お待たせ·····。ももちゃん、話ってなに?」

「アイス買って」

「·····え?」

「アイス。これ、買ってって言ったの」




メニューにあるイチゴ味のアイスバーを指さすももちゃん。




言われるがまま買って渡すと、ベンチに案内されて隣に座る。