拗ねた双子ちゃんは、けっきょく私の元へ来て後ろに隠れる。




眞皇もはぁと項垂れて、私にごめんと告げる。




ももちゃんはというと、お手洗いに行っていて、眞皇とは久々の会話。




「やっぱり、ももを連れてくるべきじゃなかったよね」

「·····ももちゃんも、眞皇と遊びたかったんだと思うから」

「廉ちゃんにも、寂しい思いさせてた?」

「え!?な、別に·····」

「さっき、俺らのことジーッと見てた」

「·····バレてたの?」

「俺は廉ちゃんしか見てないからね」




ほんっとに·····ずるい。




そんなこと言われたら、私の眞皇に対する嫉妬がほんとに醜いと感じる。




同時に嬉しさもあって、たまらずソッと眞皇の手に触れた時。




ももちゃんが戻ってきて、その手は反射的に離れた。




「もものいない隙を狙ってなにしてたの?」

「·····なにもしてないよ」

「うそだ!今見たもん!」




どう言い訳しようか、とっさに思いつかなくて。