そんな浮かれ気分でいた時。




一通のメッセージが届いた。




それも母からで·····。




【ももちゃん帰ってくるって!夏休み!あんた、お世話よろしくね〜】




·····は?




もも、帰ってくるの?




それに夏休み!?




いつもはGWとかだったじゃん!




あ·····そういえば、GWは熱出したとか言ってたな·····。




「どうしたの?」

「あー·····海外にいるいとこが、どうやら夏休みに帰ってくるらしくてさ·····」

「そうなの。よかったじゃない」

「それが·····俺にべったりなんだ」

「可愛いじゃない。双子ちゃんぐらいの子?」

「1つ下」

「·····え?」




ももがいたら、廉ちゃんとのデートまともにできない·····!




どうしよ·····。




俺の素敵な夏休みが、おあずけになりそうな予感がした。