それから、勉強とバイトの生活を繰り返して、時たま息抜きに廉ちゃんとデート。




今日の放課後はバイトもないので、廉ちゃんをオンボロ宅へ招待した。




「その前に、アコニコのお迎え頼まれてるから、幼稚園着いてきてくれる?」

「私も一緒に·····?」

「そ〜。若い夫婦に見えるかも?」

「·····」

「やん、廉ちゃんガチ照れ?」

「うるさいっ」




いつか、廉ちゃんを奥さんって呼ぶ日が来るのかな·····。




うむ。




超いい。




「子だくさんがいいなぁ〜。なんだかんだ兄弟多い方が楽しいし」

「なによ、急に·····」

「廉ちゃんとの将来を考えてた」

「ちょっと手!誰か見てたらどうするの!?」

「見せつけてるんじゃん〜」

「ほんとバカ·····」




幼稚園まで手を繋いだまま歩いて、先生には可愛い彼女ねって微笑まれた。




これまた、照れる廉ちゃんが可愛くて·····。