気晴らしに英語をしてみた。




どうやら、数学よりはできるみたい。




「帰国子女?」

「そんなんじゃないけど、祖父がオーストラリア人」

「眞皇ってクォーターなんだ·····」

「え、カッコイイ?」

「ううん、見えないなって」




あくまで、クォーターだからね!




祖父と母は時々英語で話してるから、聞き慣れてるってだけかも。




人並みに英語はできるので、その他の教科を習得していく。




疲れたな·····って感じた頃、ドアをノックする音が聞こえて、廉ちゃん家の家政婦さんが、お菓子を持ってきた。




「紫さん、ありがとう」

「いえ。お勉強なんて偉いですね」

「学生なので」

「少し休憩なさってくださいね」

「今日はパウンドケーキね。紫さんの手作りお菓子、ほんとにおいしいのよ」




それとジュースをいただいて一服。




俺の家にも家政婦さんが欲しいと思った。




そんなお金ないけど·····。