その顔、もっと見せて?

こんな形でバレるなんて心外。




ちゃんと私の言葉で、直接福智に伝えたいの·····。




私が横から止めると、父も察してくれたのか話をそらす。




福智は、気になって仕方ないのか私の方をチラチラ·····。




「あとで廉から聞きなさい。私はその事については何も言わん」

「そうします」

「それはそうと、福智くんは少し成績が悪いようだ」

「え゛」

「授業中も寝ていると、担任の先生から聞いた」

「えっと、それは·····」

「アルバイトをしているんだろう。申請されている」

「·····そうです」




え、アルバイト?




なにそれ、全然知らないんだけど!?




しかも深夜のバイトをしてるとか·····。




それで授業はいつも寝てるの?




「兄弟が多くて。家計を支えるためには必要で·····」

「反対はしていない。両親のためにできた息子じゃないか」

「·····はい」

「学業にも専念しなさい」

「肝に銘じます·····」

「次のテスト、期待しておかなければなあ」




父がいたずらっ子の顔をしている·····。