「そんなの気にしなくていいから、ほら早く」 陽太はそう言い、目を瞑りキスを待っている。 私は背伸びをしてキスをしようとするけど、一回止めた。 その理由は、陸の顔を思い出したからだ。 陸...、いないよね? そう思い、周りを確認する。 陽太とキスをするのはちょっと、戸惑いがあるけど、陸を忘れるためだから。