「ナリ、女にだらしないけど。氷上では最高にカッコいいんだよね。スピードならこの中の誰にも負けないし」
そういう藍さんは、どこか誇らしげだ。
「これが。アイツが夢中になってるもの……」
選手それぞれがパックを運び、シュートの練習をしたあと、チームに別れて3on3が始まった。
運ぶ、というよりは――パックの奪い合い。
それもすごい速さで移動する。
当麻氷河のパスが仲間に届き、すかさずシュートを打った仲間のパックがゴールに入った。
「ナイスアシスト!」
「……アシスト?」
「今の氷河のパスみたいに、得点に貢献した選手につく記録のこと」
ナイス、アシスト。
「エリちゃん氷河のファンなのか」
「ファン!? いや……」
「ずっと氷河見てるね」
見てる、というよりは。
目が離せないと言ったほうが正しくて。
「藍さん」
「んー?」
「知ったばかりの――にわかにも程があるわたしが言うのもなんですけど。すごく面白いですね。アイスホッケーって」
この日、わたしは新しい世界へと続く扉を開けた。
そういう藍さんは、どこか誇らしげだ。
「これが。アイツが夢中になってるもの……」
選手それぞれがパックを運び、シュートの練習をしたあと、チームに別れて3on3が始まった。
運ぶ、というよりは――パックの奪い合い。
それもすごい速さで移動する。
当麻氷河のパスが仲間に届き、すかさずシュートを打った仲間のパックがゴールに入った。
「ナイスアシスト!」
「……アシスト?」
「今の氷河のパスみたいに、得点に貢献した選手につく記録のこと」
ナイス、アシスト。
「エリちゃん氷河のファンなのか」
「ファン!? いや……」
「ずっと氷河見てるね」
見てる、というよりは。
目が離せないと言ったほうが正しくて。
「藍さん」
「んー?」
「知ったばかりの――にわかにも程があるわたしが言うのもなんですけど。すごく面白いですね。アイスホッケーって」
この日、わたしは新しい世界へと続く扉を開けた。


