氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

 それにしても遅いな、アイツ。

「もう勝手に洗い物、持っていってもいいかな」
「問題ないでしょ。氷河のだし」
「なんかごめん。仮眠の邪魔して」
「いいのいいの。君の吐いた息を吸ってたいから」

 成澤がおかしくなった……!!

 前からおかしかったけど、更におかしくなった!!

「あけるよー……」

 アイツの鞄をあけると、きちんと荷物が整理整頓されていた。

 こっちは洗ったやつだ。

 じゃあ脱いだのはどこに?

 周りを見渡すと、紙袋が置いてある。

 その中に衣類をみつけた。

 きっと、これだ。

 じゃあ鞄には用はないな、チャックを閉めようとしたとき。

 うちポケットに妙な膨らみをみつけた。

 それも見覚えのある形。

 ごく最近どこかで見た。

「なんだっけ。これ」