氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

 溜め込んじゃいけない。

 好きなことして甘えてるようで

 心から誰かに甘える経験、本当は少ないんでしょ?

「あー……。うん。わかった」

 顔を赤らめる成澤。

 らしくない。

 けど、すごく可愛い。

「なんかもう風呂って気分じゃない」

 ベッドに戻り枕に顔を埋める成澤は、耳まで真っ赤になっている。

「なにがわかったの」
「もう無理に君らをくっつけようとしない。無駄に茶化して自分が傷つくようなことしない」
「よろしい」
「好きだよ。エリナちゃん」
「……っ」
「押し倒したい。キスしたい。この枕がエリナちゃんだったらいいのに」

 無理しなくていいとは、言ったけど。

「俺もエリナちゃんと将来雪の降る街で暮らしたい」

 溢れすぎだな……!?

「はあ。今から君と愛し合う夢みよ」

 ジョークでもセクハラでもなく素でそういうこと言うの呆れを通り越して才能だと思う。

「やっぱりやめた。起きたとき現実じゃないって気づいたら虚無るから。死にたくなるから」

 病んでるの?